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報告会・活動報告

平成25年度「認知症サポーターキャラバン報告会」を開催しました!

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平成25年度「認知症サポーターキャラバン報告会」を開催しました!

in 砂防会館 別館シェーン・バッハ・サボー

平成26年3月7日(金)に「認知症サポーターキャラバン報告会」を開催いたしました。
サポーター、キャラバン・メイトをはじめ、北海道から沖縄まで全国から約450人の方々にご参加いただきました。
心より、お礼申し上げます。

来賓として厚生労働省 老健局長 原 勝則氏からご挨拶いただきました。

事務局からは「認知症サポーターキャラバン」9年目にあたり、サポーター、キャラバン・メイト養成実施状況に関する最新情報を報告いたしました。

 

表彰と実践報告

  • 講座開催回数上位キャラバン・メイト 5名 ・活動優良事例[わがまちの〈認知症サポーター養成講座〉の工夫自慢] 3団体
  • 活動優良事例[わがまちの活動する認知症サポーター自慢] 3団体

 について表彰が行われました。

 活動優良事例については、対象者の特性やニーズに合わせたサポーター講座の工夫例、認知症サポーターによる地域に根ざした構成豊かな活動の取り組み状況が報告されました。


→サポーター講座開催回数上位キャラバン・メイト表彰、優良活動事例 選考と表彰についてはこちら(PDF)

 

認知症サポーターキャラバン 活動報告

海外在住日本人会からの報告

トロントの日本人会で「認知症サポーターキャラバン」を推進している傳法 清氏(トロント ジャパニーズ・ソーシャル・サービス プログラム担当理事・副会長)から海外在住日本人会における共通の課題、トロントで開始されたキャラバンの展開についてお話しいただきました。

 

行動観察方式AOSを活用した認知症ケアアセスメントの実践

中矢 暁美さん(託老所あんき代表)、近藤誠氏(西条市保健福祉部高齢介護課副課長)からは、行動観察方式AOSをデイサービスの現場で活用した結果、
ケアスタッフ、利用者家族の症状に対する理解と対応がどのように変化し、ケアの改善に結びついたか、その実践報告が行われました。

 

当日の模様

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約450人の方にご来場いただきました

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認知症サポーターに向けられている国の内外からの期待について語る原老健局長

 

表彰と発表

◆サポーター講座開催回数上位キャラバン・メイト



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サポーター講座開催回数が上位のキャラバン・メイト5名が表彰を受けました

 

◆優良活動事例

①[わがまちの〈認知症サポーター養成講座〉の工夫自慢]

子ども達の心に響く「認知症サポーター養成講座」in チーム尾道
~寸劇・グループワーク・紙芝居を取り入れて~
尾道市認知症キャラバン・メイト連絡会/社会福祉法人 尾道市社会福祉協議会(広島県尾道市)

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住民メイトが中心となるチームで取り組み、小中学生が楽しみながら認知症を理解し、自分たちに何ができるか考えられる発展的内容の講座の一場面(写真右)

【選考結果の要旨】
住民ボランティアを中心とする多様な立場のキャラバン・メイトが一つのチームとなり、学校との連携、綿密な企画立案・実施にいたるまで、徹底して子どもたちの立場に立って検討を重ねた結果、独自性のある中身の濃い講座が行われている。
 『認知症サポーター小学生・中学生養成講座副読本』、パワーポイントによる基礎知識の講義、寸劇の内容をグループワークで考え、子どもたち自らが対応の仕方、地域できることを発見していくように導く構成により、大人が受講しても興味深い熟成した内容となっている。
 学校の児童・生徒から教職員・保護者へ、さらに地域へと認知症への理解の輪が発展していく効果をもたらしているところも評価すべき点である。


②[わがまちの〈認知症サポーター養成講座〉の工夫自慢]
多くの対象者別の認知症サポーター養成講座の工夫
釧路市 福祉部 介護高齢課(北海道釧路市)

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住民、企業・職域等の受講対象に応じたサポーター講座の工夫を行っている釧路市

【選考結果の要旨】
「認知症サポーター養成講座」基本カリキュラムに沿い、認知症の基本的理解を住民や生活関連企業、介護サービス従事者へもわかりやすく伝えていくために、キャラバン・メイトが各々熱心な取り組みを続けている。
 特に郵便局での「認知症サポーター養成講座」では、業務を通して認知症の人と接した事例を検討、発表することにより、職員が自信をもって適切な対応を日常的に行えるようになり、接客スキル向上につながっている。さらに局内での顔写真入り「認知症サポーター」職員ポスターの掲示により、顧客への支援整備・相談を受ける体制づくりを進めている。
 この例をはじめとし、一連の実用性に富んだ講座実施による地域への貢献は大きい。

③[わがまちの〈認知症サポーター養成講座〉の工夫自慢]
認知症サポーター接し方実践講座
羽咋市認知症キャラバン・メイト/羽咋市地域包括支援センター(石川県羽咋市)

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認知症サポーターが町中でどのようにしたらスムーズに声をかけられるかを、実技重視で学ぶ羽咋市の“接し方実践講座”

【選考結果の要旨】
「認知症についてもっと学びたい」「認知症の人への声のかけ方を習いたい」との認知症サポーターからの希望に迅速に応え、実技を中心とする認知症サポーター向けステップアップ講座を展開している。
 さまざまなタイプの認知症高齢者役を演じるキャラバン・メイトが受講者に1対1で対応し、全員が声のかけ方の難しさを知ることからはじめ、心構え、観察力、対応のコツを習得できるきめ細かなカリキュラムが組み立てられている。
 キャラバン・メイト、関係機関との連携も密にする事業であり、地域の支援にあたる即戦力を身につけた認知症サポーターを養成していることは、地域の見守り機能を強化する貴重な財産となっている。

④[わがまちの活動する認知症サポーター自慢]
認知症サポーター倶楽部の活動とあったかサポーターについて
当別町地域包括支援センター(北海道当別町)

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当別町からは認知症の人の暮らしを近所づきあいの延長線上できめ細かく支える“あったかサポーター”の活動が報告された

【選考結果の要旨】
キャラバン・メイトの自主組織「認知症サポーター倶楽部」の支援のもと、「何か地域の役に立つことをしたい」と考える気概ある認知症サポーターの意思をくみ上げて発足した「あったかサポーター」の活動は、認知症の正しい理解・対応法を身につけたうえで、自分たちのできることを、近所づきあいの延長線上で行う、認知症サポーターの力を最大限に生かせるしくみとなっている。
 見守り、話し相手、家族の相談対応等、近隣で暮らす認知症の人とその家族への日常生活をきめ細かく、さりげなく支援しており、町民の生活の質の向上を図ることに大きく貢献している。

⑤[わがまちの活動する認知症サポーター自慢]
みんなでしよう『大きなお世話』
認知症キャラバン・メイト「めだかの学校」(埼玉県松伏町)

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松伏町の「めだかの学校」は多職種のメイトが校長を筆頭にそれぞれ役割をもち地域で認知症の人を支える取り組みを展開。“校歌”も披露された

【選考結果の要旨】
住民主導で集まった多彩なメンバー(認知症の人とその家族、家族の会、行政、医療・介護・福祉関係者等)による、役員・担当を校長、教頭、校医とし「めだかの学校」と名付けられた遊び心溢れる組織づくりと「大きなお世話」から暮らしやすいまちをつくっていこうとうする志には、地域で認知症の人を手助けしていくことを当たり前のこととして根づかせようとする意識の高さと熱意があらわれている。
 本人・家族への支援はもとより、学習会、情報交換の場の提供から家族の会のバックアップなど真に必要とされる活動を住民同士で行う基盤づくりが着実に進められている。今後、さらに地域のニーズに即した認知症サポーターの活動に発展していくことが期待される。

⑥[わがまちの活動する認知症サポーター自慢]
啓発から実践へ! 認知症サポーターの地域づくり支援
~自分のため、家族のため、地域のために~
医療法人 博光会 みゆきの里 認知症対策室  川畑 智(熊本県熊本市)

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ステップアップ講座を受けた認知症サポーターが、傾聴をはじめとする支援を地域で展開する“デーボ”の取り組みが報告された

【選考結果の要旨】
認知症サポーターの有志がDe-Vo(デーボ:Dementia’s Volunteer)となるためのステップアップ講座では、脳機能とその疾患のしくみを詳しく学習してから、施設・地域でのボランティア体験、介護予防や認知症ケアの知識、コミュニケーション能力向上と体系的にカリキュラムが組まれており、スキルの高い「活動する認知症サポーター」を育成している。
 傾聴ボランティアをはじめ、認知症の人と散歩、料理・手工芸、畑仕事等を共に行う活動、サロン運営などを地域包括支援センター、医療機関、介護サービス事業者、自治会等と連携を図りながら行っており、継続した活動組織として地域の社会資源となっている。
 ボランティア自身が学習、実践を通して、自らも楽しく、認知症の人の生活の杖となって活躍できるしくみは、住民による認知症への理解と手助けこそ誰もが暮らしやすい地域をつくることを示している。

認知症サポーターキャラバン 活動報告

◆海外在住日本人会からの報告
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トロントの日本人会で「認知症サポーターキャラバン」を推進している傳法 清氏(トロント ジャパニーズ・ソーシャル・サービス プログラム担当理事・副会長)から海外在住日本人会における共通の課題、トロントで開始されたキャラバンの展開についてお話しいただきました。

行動観察方式AOSを活用した認知症ケアアセスメントの実践
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中矢 暁美さん(託老所あんき代表)、近藤誠氏(西条市保健福祉部高齢介護課副課長)による行動観察方式AOSの活用実践報告。デイサービスの現場で活用した事例から、ケアスタッフ、利用者家族の症状に対する理解と対応がどのように変化し、ケアの改善に結びついたかが紹介されました。

更新:2014/3/7

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