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報告会・活動報告

平成24年度「認知症サポーターキャラバン報告会」を開催しました!

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平成24年度「認知症サポーターキャラバン報告会」を開催しました!

in 大阪市中央公会堂

平成25年3月2日(土)に「認知症サポーターキャラバン報告会」 in大阪
<M-グランプリ>を開催いたしました。
サポーター、キャラバン・メイトをはじめ、約700人の方々にご参加いただきました。
心より、お礼申し上げます。

→開会挨拶はこちら(PDF)

冒頭、来賓のとかしきなおみ厚生労働大臣政務官にご挨拶いただきました。

事務局からは「認知症サポーターキャラバン」8年目にあたり、サポーター、キャラバン・メイト養成実施状況に関する最新情報を報告いたしました。詳細は平成24年度末にご報告いたします。

認知症サポーターキャラバン 最新の動向から
玉井顯先生(敦賀温泉病院 院長)による「行動観察方式を用いた認知症ケアアセスメントの効果」と題した講義が行われました。

M-グランプリの表彰・発表
M-グランプリ [わがまちの認知症サポーター養成講座の工夫自慢] 受賞5団体の表彰と発表、特別賞受賞2団体の表彰が行われました。「学校」「企業」「一般住民」各対象ごとにキャラバン・メイトが創意工夫のもと開催している「認知症サポーター養成講座」のデモンストレーションと特長が披露されました。

→<M-グランプリ>についてはこちら(PDF)

当日の模様


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初の大阪での開催にあたり、近畿地方を中心に北海道から沖縄まで、
約700人の方にご来場いただきました。

最新の動向から

「行動観察方式を用いた認知症ケアアセスメントの効果」
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行動観察方式AOS(認知症の人と家族・介護・医療従事者が課題を“共通言語化”することで、認知症の早期発見・対応に役立つ簡易なアンケート形式のアセスメントツール)の内容と効果を分かりやすく紹介する玉井顯先生の講義。

表彰と発表

①[学校向け講座の部]
楽しみながら実演、楽しみながら学ぶ
小中学生向け 認知症サポーター養成講座 IN枚方
枚方市 福祉部 高齢社会室(大阪府枚方市)

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『認知症サポーター小学生・中学生養成講座副読本』をベースに、小中学生をひきつける工夫を凝らしたパワーポイントと寸劇で講座を行っている枚方市。

【選考結果の要旨】

小学校、中学校の授業内で開催している「認知症サポーター養成講座」が、教師の協力を得て教育的観点に立った内容で構成されている。
 標準カリキュラムに基づき『認知症サポーター中学生養成講座副読本 認知症を知ろう』に沿って丁寧に作成されたパワーポイントを用いた解説は、認知症の基礎知識を明確に伝えている。
 認知症の人への対応方法については、寸劇に児童・生徒、教師が参加する実技を通して自ら望ましい行動の仕方を考えられるように配慮されている。
 認知症の基本、対応法ともきめ細かく、かつ子どもたちが楽しんで興味をもてる工夫が施され総合的に優れている。

②[学校向け講座の部]
認知症サポーターキッズ養成講座~オレンジリングでいっぱいの街にしよう~
豊田福寿園地域包括支援センター(愛知県豊田市)


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小学校1~6年生の各学年担任との事前打ち合わせをもとに6年間で段階的に理解が深まるカリキュラムを組んでいる豊田福寿園地域包括支援センター。

【選考結果の要旨】
小学校1年生から6年生まで学年ごとに段階的に理解を深め、6年間を通してじっくりと着実に認知症サポーターとなる仕掛けが画期的である。
 年をとるとはどういうことかの理解を導入部に、認知症の基本的理解、正しい対応法、地域の見守り機能まで、基礎から発展へと展開するカリキュラムは、丹念に検討を重ねた結果であろう。
 各学年の教師と打ち合わせを行い、学年ごとにふさわしい表現・手法(紙芝居、実技、劇、読み聞かせなど)をバラエティ豊かに盛り込んでいる。
 学校と信頼関係を築きながら「認知症サポーター講座」を授業に組み入れる企画の立て方も参考とすべき点である。

③[企業向け講座の部]
業務に役立つ“お客様対応スキル向上”認知症サポーター養成講座
~職種別ロールプレイングを取り入れて
西条市 保健福祉部 高齢介護課(愛媛県西条市)

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認知症のお客様への対応法についてロールプレイングを取り入れて、実践的に伝える、すぐに業務に役立つ企業向け講座が評価対象とされた。

【選考結果の要旨】
金融機関や商店をはじめ高齢者の日常生活に関わりの深い業種において、接客を通した認知症高齢者への適切な対応法が体得できる講座となっている。
 認知症の顧客への対応に関する課題について、現場のニーズを的確に把握したうえで、認知症の基礎知識に加えて、最も業務に直結する実際の接客場面を想定したロールプレイングを取り入れ、効果的に即業務に生かせる実践的な手法を用いている点は、高く評価される。
 企業の業務改善にも一役買うなど、「職域認知症サポーター」の存在が、地域の見守り機能と企業の利益双方に十分に発揮される結果となっている。


④[一般住民向け講座の部]
MEET★とんだばやし~みんな笑顔と笑顔で手をつなごう~
富田林市認知症キャラバン・メイト連絡協議会(3班)(大阪府富田林市)
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キャラバン・メイトが、「認知症サポーター養成講座」基本カリキュラムに沿って、動画・音声を駆使したパワーポイントを作成。創意工夫に満ちた資料と語りで会場を沸かせた。

【選考結果の要旨】

76歳のキャラバン・メイトが「認知症サポーター養成講座」の基本カリキュラムをもとに、創意工夫とユーモア溢れる表現で動画・音声を駆使して作成したオリジナルパワーポイントは、受講対象に応じて川柳や関連する新聞記事の話題も取り入れるなど随所に工夫がみられる。
 受講者が身を乗り出して聴きたくなるサービス精神旺盛な講座開催は、地域住民の誰もが「認知症サポーター」になってもらいたい、仲間として活動していこうとの強いメッセージになっている。

  受講者が身を乗り出して聴きたくなるサービス精神旺盛な講座開催は、地域住民の誰もが「認知症サポーター」になってもらいたい、仲間として活動していこうとの強いメッセージになっている。

表彰と発表

⑤[一般住民向け講座の部]
受講しておわりにしない認知症サポーター講座の工夫
社会福祉法人 綾部市社会福祉協議会 キャラバン・メイト連絡会
(京都府綾部市)

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『認知症サポーター養成講座標準教材』に沿った講義に、受講対象に応じた寸劇を組み合わせた講座を開催している綾部市。

【選考結果の要旨】

受講対象に応じてきめ細かく内容を構成した「認知症サポーター養成講座」開催からスタートし、ステップアップ編であるシルバーサポーター、ゴールドサポーターの独自講座が設けられている。
 「受講者カード」で個々の認知症サポーターができることを把握、住民が認知症サポーターとしてエピソードを記録する「ハッピーカード」、認知症サポーターのいる店舗などが登録する「シルバーサポート店」など、認知症サポーターが地域に根ざした活動を継続し、見守りや支援の担い手として定着するしくみを構築している。
 認知症サポーターの将来像を見据えた講座開催といえる。

⑥(特別賞)[学校向け講座の部]

小中学生を対象とした参加型サポーター養成講座
熊本県菊池市キッズチーム(熊本県菊池市)

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小中学校での、定期的、継続的な講座展開をすすめている菊池市キッズチーム。


⑦(特別賞)[学校向け講座の部]
町のお医者さん、小学校に行く
在宅支援サービスステーション さはら(石川県七尾市)

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子どもたちになじみの深い地域の医師が、キャラバン・メイトとして小学校に出向き講義をし、小学生の施設訪問など実践的活動につながっている。

更新:2013/3/2

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